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過去記事一覧

現金薬問屋の悲哀 (1997/11/4)

この薬ぜひ使ってみてください。

ということで、お医者さんは、薬のメーカーからたくさんのサンプル品をもらいます。 ところが、自分の方針に合わないとか、いろいろな理由で、結局使わないものや余ってしまうものがでてきます。

で、こういう薬を安く買い取る業者が世の中にはあるわけです。 お医者さんは、もとはただですが、やっぱり常識的には気がひけるわけで、名前は伏せてくれとなるわけです。

業者のほうも心得たもので、はい承知しましたと、匿名、仮名での仕入とするわけです。 この業者、たまたま安く薬を仕入れるルートとしてお医者さんにお願いしただけで、売上も仕入も税金計算上は一切不正はなかったんですが、ただ、仕入帳にお医者さんの本当の名前は書けなかったわけです。

今回の消費税の改正では、この部分にスポットライトが当たりました。 もともとこの取引では、薬を分けてやったお医者さんの方の所得税が課税漏れになったりと問題も多かったのですが、当局は一石二鳥とばかりに、このような無記名での仕入に関しては消費税の仕入税額控除を一切認めないこととし、無記名仕入そのものの駆逐に乗り出してきました。

確かに法律上、仕入税額控除の対象から外れることが確定したわけで、今後有力な仕入ルートを自ら放棄するのかどうか、現金薬問屋は選択を迫られることになりました。 他の業種でも同じような事情がないか、自社の状況を再確認する必要がありそうです。


http://www.smcnet.co.jp/para/デビュー (1997/9/8)
( *現在URLは変更されてます→http://www2.odn.ne.jp/para/index.htm)

ちょうど1週間前、松川会計のホームページが、世界に向けてデビューしました。
もちろん、英語版のページはないので、実質的には日本デビューということになるのですが、構想から1年、やっと日の目を見ることになりました。

ホームページのタイトルはこの社内報と同じ「パラダイムシフト」。 社内報「パラダイムシフト」と区別するために、デジタルなパラダイムシフトということで、「デジパラ」と愛称を付けました。 ちなみにこの社内報は紙媒体でできているので「カミパラ」。今後は「デジパラ」と「カミパラ」でいこうと思っています。

ところで、今回のホームページ上に、顧問先や知り合いの方の紹介コーナーがあります。 松川会計のホームページに会社の情報を掲載させていただくということで、たくさんの方々にご協力を頂きました。

当初、会計事務所のホームページに載せたところでどうせアクセスはないだろうし、この企画に皆さんが乗ってくれるかどうかという不安がありました。 しかし、現実には反応も上々で、ネット上での公開を楽しみにしているというご返事もたくさん頂きました。

ホームページを持たなくても、まがりなりにもインターネット上で情報発信ができるというのが、お手軽に、かつ、興味もあるよ、というニーズにマッチしたのかなと思っています。

第1段の締切は終わりましたが、継続的に掲載の希望を受け付けています。 また、ホームページのリンクもお願いしています。 皆様のご協力をお待ちしております。

なお、ホームページについては、会計事務所らしくないものを目指して作っています。

まだまだ、作り込みが足りないなとは思っていますが、皆様のご意見も頂戴したいと思っています。 ご意見、ご感想よろしくお願い致します。
Mail →para@pop12.odn.ne.jp
※ 「para」 は、パラダイムシフトの「パラ」


モバイルギア論争!? (1997/7/1)

最近の松川会計はパソコン流行り。 中でも携帯用のパソコンの人気が高い。

前回号のパラダイムシフトで、Nさんが「パソコンほしい宣言」をしたと思ったら、今度は後藤君がノートパソコンを買う様子。 この雰囲気に押されて、某三浦氏が5台目のパソコンに指触を伸ばすのは時間の問題とのうわさ。 どうか、某三浦氏には円満な家庭生活の継続を祈るばかりである。

ところで、最近の松川のお気に入りはパソコンではなくて、もっと軽い携帯ワープロの「モバイルギア」。 税務調査で、講習会で、新幹線の中でと大活躍している(つもり)。

ところが、最近このモバイルギアを狙っている者がいるということが発覚。 大胆にも松川の隙を狙ってモバイルギアのワープロ画面のハッキングがあった。 このハッキングには、松川は敢然と対応するつもりであるので、ここにその内容を公開する。

ハッキングの内容は次のとおりである。 「…いいないいなモバイルギア。欲しいな欲しいなモバイルギア。誰か優しい人がいないかな。…あまってないかなモバイルギア。ああ、ギアギア…。」 このハッカー某津野尾にもいつかモバイルギアが手に入ることを祈るばかりである。

*松川会計では、パソコン1人1台体制が整っているんです。ただ、ネットワークの管理者がいなくて、最近少しずつ問題が・・・。(1997/9/1)


インターナショナル松川会計 !!:台湾税理士視察団来日の巻(1997/7/1)

去る6月3日、松川会計事務所に台湾から台湾税理士会の視察団がお見えになりました。 総勢31名の税理士さんが、何と観光バスで乗り付け、視察のあった執務スペースは鈴なり状態という、松川会計事務所始まって以来のお客様でした。

事の始まりは、名古屋税理士会の和田先生からの電話で、 「あー松川君。台湾から税理士さんが見えるんだけど事務所を見せてくれないかな。パソコンネットワークを活用している先進的な事務所がいいそうでね。うん、宿泊先のホテルからも近いしね。5、6人じゃないかな。じゃあ頼むよ。」と。

実に当日3日前の、軽いタッチのご連絡でした。 「先進的」という一言がくすぐり、思わず「YES」と返事をしてしまいましたが、内容については何も考える間もなく当日の朝を迎えたわけです。 当日おいでになったのは、台湾省税務会計記帳工会連合会会長の張永煬氏、通訳をして下さった洪金梓氏はじめ、台湾税理士連合会の先生方で、コンピューターの質問もそこそこに日本の税務事情についての鋭い質問が相次ぎました。 別に暑いわけでもないのに汗だくになって説明する私の姿に気を良くしていただいたのか、お帰りになる時に、お礼の言葉とともに分厚い台湾の法規集も頂きました。 ほんの数十分のことではありましたが、外国の方に事務所を見てもらい、事務所の方針や、日本の税務事情について説明できた事は少し誇らしい気がしています。 そして、訪問のおかげで、自分の机の周りがきれいに片付いてしまった事にも気を良くしています。和田先生どうもありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。

*外国の視察団を受け入れた会計事務所ってのがこれからのうちのうりです。ハイ。(1997/9/1)


格調高い!?税金の話 (1997/5/6)

松川に依頼のあった原稿は「ちょっと固めに、税金の話(格調高く)」とのこと。 ということで、税金っていうのは文章にして読んでも書いても、話をするにしても、普通の人なら別に面白くもなんともなくて、かえって腹が立つぐらいのもの。 これを仕事にしている人たちは大変で、そう我々ですが、これを題材にしてお客さんと話をするしかないのはちょっとつらい。

ただ単に、税金の計算のために税法に取り組むのも、真摯な姿ではあるが、国と人との関わりの中で税法を捉えるともっと面白くなるはず。 所得税法第○○条も大切だけど、たとえば税金こうあるべしと意見を持つと、話ももっと楽しい。

税制調査会の喧々諤諤の意見に「こいつ何言ってる。あほちゃう。」と自分の意見を言ってみたり、与えられた税法を、粛々と解釈適用するだけじゃなく「こんなふうになったら良いんだけど」、とか「こうあるべき」と言ってみよう。

ちなみに、総理府のホームページには、税制調査会の主な意見が載っている。 →( http://www.sorifu.go.jp/council/index.html ) 加藤税調会長の「メモ」なんかは、これを感じるのには良い題材だと思う。 是非一読を。

*この頃からインターネットの有用性を実感し始めたんです。(1997/9/1)


最近の法人税改正論議を小耳にはさんで「ん〜!!」と思ったこと(1996/11/5)

税制調査会が、法人税の抜本的改正をにらんで、いろいろ検討をしているようだ。 「課税ベースを拡大しつつ税率を引き下げる」 という国際社会の中にあっては至極まともな方向に進みそうで納得しているが、 個々の内容については、問題点も多そうである。

まず、租税特別措置の整理・合理化、引当金の廃止・縮小などは健全的で評価できる。 適用の偏りの著しい特別措置などは「公平・中立・簡素」の原則からいっても廃止・縮小が望ましい。 ところが、減価償却の方法について定率法を認めず、低額法一本でいこうという案が検討されているそうである。 全く理解に苦しむ話である。 償却の額を操作する事によって利益調整をしていると言うのが論旨だそうだが、本末転倒も甚だしい。 本来期間損益計算の平準化・適正化の要請から償却制度がある訳だが、 実際の耐用年数によらず、法定耐用年数などという、 最新コンピューターが6年もの長期にわたって存在し続けるなどというありえない仮定を押し付ける時代錯誤の産物によって、償却額を決定させ、 そこに経営者が、その投下資本を何年で回収するのかという意図を反映させることを許さない課税制度を作ったうえで、 なお且つ、僅かその償却の範囲内での自由度さえも奪ってしまおうなどと言うのは、 実際の経営者の苦しみを何も理解していない証拠である。

もちろん、課税公平の見地からの法定耐用年数の存在価値は充分に認めるところだが、 本来は、さらに進めて、企業の耐用年数の個別選択の道をもっと自由に認めるべきである。 有名無実化している耐用年数の短縮の規定を、どの企業でも簡素に利用できるように整備し、 かつ毎年実際の各資産の利用度を調査研究して、法定耐用年数も常に実態に合せて改定するぐらいの心がけが必要である。業界の陳情によって特殊な資産の耐用年数が権威的に改定されるという馬鹿げた現状から早く脱却すべきである。

それから、中小企業の法人税率の低率課税の見直しも論議されているようだが、 こちらについては、大企業並みの税率での課税も致し方ないのではと考えている。 ただし、現状のような大企業優遇税制を残したままでの改定はとんでもない話で、 襟を正すところは有利も不利もなく正すという当たり前の話で、 襟を正せないような前提がそこらじゅうにあれば、中小企業にとって取られ損という事態は避けなければということになる。

さて、本来この規定は連結納税制度との関わりの中で論議されるべきものだろうと考えている。 法人を分ければ税率が低くなって有利だとかいう馬鹿なこともなくなるし、 本当に新事業部を組織運営上分社した方が企業の発展に貢献すると考えられる場合に、 全く余分な税負担なく効率的な組織を構築出来るというメリットがある。

国は、それを認めず課税するんだなどとけちな考えはやめて、産業を大いに育てて、そこから税金を取ることを考えるべきである。 今後日本の税制は、世界の中の日本であり続けるために、先手を打って考えられるべきものだと思う。 連結決算に関するディスクロージャーで世界から大きく遅れを取ったなら、 連結納税制度を確立して世界の中でリーダーシップを取るぐらいのことを考えたらどうだろうか。 大企業系の100%子会社のベンチャーには有利だが、独立系ベンチャーにはメリットがないから、 大企業優遇税制で問題だとかいう、利益誘導的思考に基づいた論議はもうごみ箱に捨ててもらいたい。

日本という国も、「世界に向けてのサービス業」を展開しているつもりになって税法も考えてもらいたいと思うのだが。

*ちょっと過激な文章でした。でも間違ってはいないと思ってます。(1997/9/1)


〜私の読書観〜 (1996/9/1)

「本を読む」ということは、本を読むその瞬間だけでなく、その前後にある行動や癖も含めて考えるべきである、ということに気付く。 そこで、今回は私の「本を読む」という行動パターンを分析してみた。 私の場合、「立ち読み」から始まる次の7つに分類できることがわかった。

まず★立ち読み★ これは欠かせない。 だいたい一週間に一度書店の棚を舐めまわすように見に行く。 一週間以上時間をあけると禁断症状が出てくる。 これは忙しい時には非常に厄介だ。 最近の定番アイテムは「コンピューター関係」に「ビジネス書」だ。 これに少し前なら車、旅行などが追加される。 残念ながら文芸書はあまり好まない。

★まとめ買い★ この快楽は何者にも代えがたい。 そもそも読めるかどうか解らない?のに、ただただ読みたいという欲求だけで無責任のし放題である。 実は税理士になりたかった理由に、好きな本が一杯買えるからというのがあった。

★積ん読!★ こいつはやっかいで、まとめ買いしたたばかりの新しい本を、そのまま机の上に置くわけで、色々な書類の下に埋もれてしまわないように、それぞれの本の山を十分愛でてやる必要がある。 プロジェクト管理の様なものだ?。

★斜め読み★ 幸運にも書類の山の下で一生を終えることなく、私の手元にピックアップされた本にはそれなりの理由がある。 緊急に必要になった事項に関する本か、たまたま暇な時に目にとまった本である。 しかしこれも熟読の対象にはならない。 どんな本でも一冊30分から2時間ぐらいで読むようにしている。 ちょっとした集中が必要だが読後の開放感がいい。 と言うよりも、本当は、このぐらいの時間で読まないと全体像を掴めなくなってしまうからだ。

★再読★ こうして、斜め読んだ本は、私の正規の本棚に身を移すことになる。 仕事場と自宅に本棚を7〜8本持っているが、そのうちの1本だけが正規の本棚で、後は陳列棚、若しくは在庫棚である。 再読の対象はもちろん正規の本棚にいる本達である。 彼らの氏素性は、先の身辺調査によってすでに充分わかっている。 だからその時の気分に合う本や、必要な本をじっくりと楽しむことができる。

★押し売り★ 自分にとって意味ある一冊は、他の人にとっても有益である可能性が高い。 と思っている。 だから、とにかく人に薦めるのが面白い。 他人にとってはいい迷惑であってもだ。 自分は、ここをこう感じた、とか、これがたまらん、とか、コメントをつけて薦めてしまう。 そうすれば、その本に関してはこっちのものだ。 相手がどんなに優れた感性を持っていても、先に読んだ私の勝ちである。

★忘却★ そんなに、一所懸命薦めた本でも、何年か経つと、何がそんなに面白かったのか、何が役に立ったのか忘れてしまう。 気がつくと、自分の人生観やポリシーを形造ってきたのはこんな本だったのかということがある。 そこまで昇華できたのなら、本の内容は忘れてしまってもいい。 新しい情報を詰め込むにも受け皿は広々としてた方がいいと考えている。 忘れるから楽しい。 だから、また読めるのである。


「香港視察旅行の成果」〜世界の中の日本を小さな事務所から〜(1996/9/1)

昨年の夏に香港に視察旅行に行ってきました。 香港とマカオの二つの新国際空港を完成前に見るというのが目的でした。 しかし現実には、その目的以外に大変大きな成果があったのです。 私の中で、世界の中の日本を意識する出来事があったのです。 今、私の事務所が行っている様々な試みは、多くはそこで芽生えた意識が出発点になっているのです。

実は出発直前に、日本でイタリア製のスーツを購入しようと、いつもお願いしているお店に何着か良い物を選んで戴いたのです。が、結局慌ただしい時間の中、お店の方には申し訳なかったのですが、それも買わずに出発してしまいました。 香港に到着して、まず初期の目的を立派に果たしたのは言うまでもありませんが、その次はショッピング。 体の大きな私には、日本では何件も探さなければ丁度良いサイズと気に入ったものはないのですが、香港にはこれがあるのです。 うれしくなっていろいろ買ってしまったのですが、これが結構安い。 結局日本で購入しようとしていたスーツと同じか、それ以上のグレードのスーツを二着と、イギリス製の革靴を買ったのです。 そして、この三点の値段が、日本で買おうとしていたスーツ一着と丁度同じ値段だったのです。

日本でも、いつも買うお店で、こちらも納得ゆくまで充分安くしてもらっているのですが、とにかく、そんなことになったのです。 これはもう、自分だけが得をしたような、とても幸せな出来事でした。 同行した仲間にもこの話をして、その晩のディナーは大いに盛り上がったのですが、冷静に考えてみるとこれはとても変な出来事だということにだんだん気がついてきたのです。

同じ物かそれ以上の物が、香港では日本の半分以下の値段で手に入るのです。 いや、これは香港だけではない。 これを逆に考えれば、日本の消費者は世界の値段の倍の値段で物を買っていることになるのです。 これは、決して為替レートや国の進み具合だけの問題ではない。 島国日本の政府と、それにまつわる企業グループの情報操作のたま物でしかありえない、と考えてしまった訳です。

現実に隣の町で、この町と同じ物が半値で買えるという新聞チラシを手にすれば、あと、そこまで行く交通手段か、宅配業者の電話番号が分かっていれば、やっぱり隣の町で買うでしょう。 そうなればこの町のお店も、お客が帰ってくるまで品物の値段を下げざるを得ないし、そうでなければこの店はなくなってしまいます。 それが高い値段で売り続ける事が出来てきたのは、新聞チラシが入ってなかったか、誰かが入れさせなかったんだと思ったわけです。

今、情報革命が叫ばれています。 インターネット、イントラネット、エレクトリックコマース等々。 すべて今までの商業取引の常識を根底から変えてしまう程の可能性を秘めています。 情報の垣根がどんどん取り払われています。 そして、特に経営上の「地域」、「時間」、「企業規模」の概念が大きく変わります。 情報が、発信者から個々の人々にダイレクトに届き、そしてダイレクトに返信される事になるのです。 個人は直接世界からの情報を得る事が出来、そして、それにすぐ対応する手段も与えられたわけです。 もはや、地域や時間、企業規模も関係無く商取引が行われる環境が出来つつあるのです。

これで、国というものが、ある程度自国の中での情報をコントロールする事が許された時代は、終わりを告げようとしています。 もちろん関税とかその他の方法で自国の利益を保護する方向に走ることも可能な訳ですが、そんなことをすれば世界から、自国の国民からそっぽを向かれるような時代に突入してきた事は、最近の金融不祥事や、ジャパンプレミアム等からも明白です。 そろそろ我々も自由な情報が平等に個々人にダイレクトに発信される場所で、競争をする事を考え始めなければならないのではないでしょうか。

とすれば、内外価格差そのもので儲けてやろうという発想はもはや非常に危険で、対応策を誤れば、企業を駄目にしてしまう可能性があると感じています。 今後は、内外価格差が縮小均衡していく過程の中にこそビジネスチャンスがあり、我々のビジネスもそちらに早急にシフトしていくべきだと感じています。

日本での物の価格がおかしいと感じ、インターネットがそれを是正すると直感し、この他にも産業の空洞化、税金の直間比率、法人税率の問題、についてもスーツの値段が答えをくれました。

つまり、世界の中の日本という視点に立てば、世界標準価格の2倍で物を買っている日本人を社員にして、給料を払おうとする経営者はいなくなるし、一生懸命儲けても法人税の名目でどんどん吸い上げてしまう国では、企業もまたいなくなるということです。 もちろんこの問題は、情報がすべてを片づける訳ではなく、税法の国際化等、国が国際社会の中で生き残りを賭けて、本気になって考えなくては解決しない問題なのですが、この点に関しては、政府が本当にしっかりやってくれなければ、日本を見捨てて出ていってしまう人達がたくさん出てくるのではないかと、危機意識を持っています。

さて、そんなことで、この答えに基づき、私の事務所ではインターネットを導入する事にしました。 インターネットが現在の段階でビジネスに役立つとは正直思っていませんが、やる価値はあります。 インターネットは個人で楽しむレベルももちろん大切ですが、グループすべての人間がインターネットを体験し、業務と融合し、感じ取ることがもっと大切だと思っています。 そうしなければ、この先を感じ取ることは出来ないと思ったからです。

どんな答えが待っているかは分りませんが、やらないよりは役に立つことだけははっきりしていますし、世界の中の日本を意識した対応策を、こんな小さな事務所から実験出来る事をうれしく思います。 そして、それが無理でない世の中になっている事を感じています。

従業員の皆さんには、会社の中にインターネットが導入されたときに、うちの所長は新し物好きだな、こんなものおもちゃなのに、などと醒めた目では見ないでもらいたいと思っています。 全員が、新しいビジネスの研究開発の一員として、インターネットを業務に取り込むんだと言う姿勢でいてもらいたいのです。

また、顧問先の皆さんにあっては、うん、これはちょうどいいサンプルだなと言って頂くことが出来ればと思っています。 ぜひ、応援を頂きたいと思っています。 よろしくお願いします。

*こんな訳でインターネットを始めました。ホームページ開設にも、ちょっとしたポリシーがあったんです。(1997/9/1)


BOOK!この1冊(1996/7/1)

あるある。

今までに何千冊と本を買っている。 これ間違いない。

今まで何百冊と本を読んでいる。 これも間違いない。

今まで何十冊と再読している。 これも間違いない。

でもこれはすごい、と惚れ込んだ本はやっぱり十数冊しかない。 その中でナンバスリーに入る本を紹介したい。 でも何故か本棚に無い。 どこに行ったのか真剣に探さなくてはいけない。 ということでこの紹介は次号に譲る......。

ところで数週間前から自宅の机の上に一冊本がある。 もう3回ぐらいは読んでいる。 自宅で読むのはまだ良いが、会社で読むのにはどうも恥ずかしい。 私はこの本がどうも嫌いだ。 人間最後は好き嫌いで判断する動物らしい。

私はこの本がやっぱり嫌いだ。 通産省の現役官僚の書いた本である。 本の題名は二期出版の「朝の達人」である。

*朝、今でもやっぱし弱いんです…「朝の達人」、どこ行ったっけな?(1997/9/1)


松川会計お役に立ってますか!?(1996/7/1)

●プロローグ→A社社長

仕事もそこそこ調子が良くて、運転資金に借りた500万の借金も全部返したし、その代わり貯金はほとんどないんだよ。 これから少し楽をしたいので、とりあえず、ハワイまでビジネスクラスでとんで、マウイ島のフォーシーズンホテルに泊って夫婦二人で80万円。 オアフ島ではやっぱりDFSで30万円ぐらい使って、少し優雅に遊びたい。 あと自分用のへそくりに100万円ぐらいと、仕事用にも100万円ぐらい貯金がほしいし、そうだパソコンも買い換えたいし、これで40万円。 全部でちょうど350万円だな。 うん、これだけお金を残したいんだ。 うちの会社は年間で2,000万円経費がかかってるけど、そのうち300万円は償却費なんで実際に外へ出ていくお金は1,700万円。 だから、ほしいお金の350万円をたして、2,050万円お金を用意すればいいことになるのかな。 2,050万円稼ぐためには、うーん税金もあるし、これはやっぱり松川会計の吉澤さんに聞いてみよっと。

●お教えします→吉澤

そうですか、経費を含んで2,050万円のお金を用意したいんですね。 でも税金も考えとかないといけませんね。 償却費は300万円ですね。 借入も全部返し終わってますので、利益から借入元本の返済金を捻出する必要もないし、うーん。 経費の分だけ稼げれば償却費分のちょうど300万円がそのまま現金で残りますね。 ですから足らないのは税引後利益であと50万円ですね。 税引後利益が50万円になるような税引前の利益を考えればいいんですから計算は簡単ですよ。 ワッハッハ。 法人税の実行税率はこの場合45%ぐらいで計算すればいいでしょう。 計上する利益からその45%引いた残り、つまりその利益の55%が50万円になれば良いんですよ。 とすれば50万円を0.55で割って91万円が必要な利益ですね。 検算しましょう。 91万円に税率45%をかけると41万円。 差し引きすると50万円。 どうですか、あってるでしょ。 ワッハッハ。 だから91万円の税引前利益と2,000万円の経費分と合せて2,091万円の粗利を稼げば良いんですよ。 これでハワイへも行けますね。 ところで、社長のおこずかい100万円は何に使うんですか。

●口を挟む松川!

吉澤君。ところで社長のパソコンは経費にならないの?

●うろたえるMr.吉澤!!!

ぐへっ!。


CONGRATULATIONS!!(1996/7/1)

社内報創刊おめでとうございます。
早いもので会計事務所を始めてはや8年。 仕事に追われながら一所懸命に駆け抜けて来ました。 開業当初より、お客様への情報発信の必要性を感じ、事務所通信的な冊子を発行しようと何度も思って来ました。 しかし、その都度、仕事の優先順位という壁が重くのしかかり、その発行を断念してきました。 時には、本当に必要な情報を文書にせず、口頭の伝達だけに終わらせ、これでよかったのかと思う事もありました。

本日の社内報の発行は、私のそんな思いを解決する第一歩となると確信しています。 この社内報がどんどん発展し、お客様の所にも届けられるような内容と実力を備えた頃には、松川会計の監査業務も、お客様の未来を語る業務に成長していると思います。


自分の溢れんばかりの思いを伝えたい。 こんな思いも、あんな思いも。 あの人にも、この人にも。 となれば、必然的に紙面の取り合いになります。 我々は、多くの社長の皆さんと真剣に話し合うことを仕事としています。 その話し合いの中から自分が感じ取ったものは、自分にとっても、事務所にとっても、お客様にとっても非常に大きな財産になります。 どうかそんなことをどんどん紙面にぶつけてみてください。 公表して、共有して、討論して、そうする事によって、自分の発信した情報の何倍もの情報が、自分へフィードバックされるのです。 この社内報をそんな場にしたいと思っています。 タイトル未定の社内報創刊にあったって所員の皆さんにお願いをしました。 どうかよろしくお願いします。


 


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